日本大学文理学部化学科/大学院総合基礎科学研究科相関理化学専攻
有機合成化学 早川研究室/Synthetic Organic Chemistry: The Hayakawa Group

有機合成化学を駆使して,有用な生物活性を示す天然物の全合成研究と全合成を起点とした生体機能分子の設計に関する研究を行っています.

総説 Reviews


Recent progress in the synthetic study of an antitumor marine macrolide aplyronine A and related molecules
Ichiro Hayakawa,* Hideo Kigoshi,* Heterocycles 2015, 91 (6), 1137–1155. 
DOI: 10.3987/REV-14-809


ハリコンドリン類の実用的合成研究(Review de Debut) 
早川一郎
有機合成化学協会誌 2007, 65 (12), 1225–1226.

DOI: 10.5059/yukigoseikyokaishi.65.1225


Marine cytotoxic macrolides haterumalides and biselides, and related natural products
Hideo Kigoshi,* Ichiro Hayakawa, Chem. Rec. 2007, 7 (4), 254–264.
DOI: 10.1002/tcr.20119


著書 Books


(–)-Haterumalide NA 
Hideo Kigoshi, Ichiro Hayakawa
天然物の全合成 2000–2008(日本)有機合成化学協会編, 化学同人, pp. 89–90(2009). 


ソレル有機化学
(Thomas N. Sorrell著 Organic Chemistry, 石橋正己, 木越英夫, 佐々木誠, 村田道雄 監訳) 
早川一郎, 第15, 16章翻訳, 東京化学同人(2009). 


天然物合成で活躍した反応 実験のコツとポイント 
有機合成化学協会編, 化学同人 
pp. 2–3(安藤オレフィン化:早川一郎, 木越英夫), pp. 24–25(Grieco–西沢反応:早川一郎, 木越英夫), pp. 92–93(野崎–檜山–岸反応:早川一郎, 難波康祐)(2011).


解説記事


テルペン類の全合成ーC-C結合,C-O結合をつくる斬新なアプローチ(最新のトピックス欄)
堤大洋, 早川一郎, 化学 2023, 78 (8), 66–67.


γ-チューブリン特異的阻害剤 ガタスタチンG2の開発(総合論文)
早川一郎,* 臼井健郎,* 有機合成化学協会誌 2022, 80 (6), 563–573.
DOI: 10.5059/yukigoseikyokaishi.80.563
 *ケムステで紹介されました.


グラジオビアニンAをリード化合物とした新規γ-チューブリン特異的阻害剤 ガタスタチンG2の開発と合成戦略
早川一郎, 畑中大成, 坂倉彰, 日本大学文理学部自然科学研究所研究紀要 2022, 57, 181–187. (Link


論理的考察を基にデザインしたアプリロニンA−ミカロライドBハイブリッド分子の合成と生物活性
早川一郎,* 化学工業 2014, (4), 289–295.


Mislow-Evans型[2,3]-シグマトロピー転位(十字路欄)
早川一郎,* 有機合成化学協会誌 2014, 72 (2), 193.

DOI: 10.5059/yukigoseikyokaishi.72.193


生物活性天然物の全合成を起点とした生体機能分子創製への展開(総合論文)
早川一郎,* 有機合成化学協会誌 2014, 72 (2), 126–136.

DOI: 10.5059/yukigoseikyokaishi.72.126


ますます進化する天然物合成-実用的天然物合成の時代が見えてきた(最新のトピックス欄)
早川一郎, 木越英夫, 化学 2012, 67 (6), 70–71.


トリトンB(十字路欄)
早川一郎, 木越英夫, 有機合成化学協会誌 2010, 68 (8), 870.

DOI: 10.5059/yukigoseikyokaishi.68.870


腫瘍細胞増殖阻害マクロライド ハテルマライドNA, Bの全合成と構造活性相関(総合論文)
早川一郎, 木越英夫,* 有機合成化学協会誌 2010, 68 (8), 814–823.

DOI: 10.5059/yukigoseikyokaishi.68.814


有用な生物活性を示す海洋天然物の全合成と構造活性相関(飛翔する若手研究者欄)
早川一郎, 化学と工業 2010, 63 (8), 654.


構造決定から22年.遂に陥落!アザジラクチンの全合成(トピックス欄)
早川一郎, ファルマシア 2008, 44 (3), 251–253.

DOI: 10.14894/faruawpsj.44.3_251


特許 Patents


γ-チューブリン阻害剤
発明者:臼井健郎,早川一郎,畑中大成,坂倉彰,出願人:筑波大学 
特願2018-143346(2018年7月31日),特開2020-19732(2020年2月6日),特許第6849229号(2021年3月24日)


微小管重合阻害剤
発明者:臼井健郎,木越英夫,早川一郎,知念拓実,塩田秀也,出願人:筑波大学
特願2014-267073(2014年12月29日),特開2016-124829(2016年7月11日),特許第6430246号(2018年11月28日)


シクロオレフィン系重合体の製造方法
発明者:早川一郎,宮木伸行,大月敏敬,出願人:ジェイエスアール株式会社
特願2002-108896(2002年4月11日),特開2003-12732(2003年1月15日),特許第3982306号(2007年9月26日)